サイレントお祈りとは?応募から2週間経過しても返信が来ない訳

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 働き方改革   パーマリンク

顧問案件への応募後の書類選考の結果は企業規模やその時の応募者数などにより、回答が遅れる場合があります。

その理由としては、基本的に多くの企業では企業側が会ってみたい、と思える人材を沢山の応募書類の中からプロフィールで書類選考し振るいにかけるからです。

そして、書類選考を通過した応募者のみがクライアント企業の方との面接を受けることができる形になります。

現在、顧問やフリーランスの場合には、エージェントがクライアント候補企業との間にいたとしても書類選考を通過した方のみメールにてご連絡する「サイレントお祈り」という形を取る会社が多くなっています。

そこで今回は、サイレントお祈りとは何か、顧問やプロ人材の求人応募から2週間経過しても書類選考の返信が来ない無い理由について解説します。

■サイレントお祈りとは?
「サイレントお祈り」とは、企業側が選考結果を顧問やプロ人材の案件応募者に通達しないことをいいます。

採用選考の不合格通知の際に、「選考の結果、残念ながら不合格となりました。

今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」という企業からのメール文面が多かったことから、いつの頃からか、不合格通知メールを「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。

書類選考や面接を終えた顧問やプロ人材から、

「もう2週間ぐらい面接をした企業から連絡がないです。サイレントお祈りですかね?」
「サイレントお祈りはさすがに傷つく」
「次に進むためにも合否をはっきりしてほしい」

という声を多く聞きます。

サイレントお祈りとは、採用に至らなかった顧問やプロ人材に対して企業が通知を出さないことです。

一般的に応募や面談後に顧問契約に至らないケースで、企業が顧問希望者に不採用を言い渡す場合、「○○様のご活躍を心よりお祈り申し上げます」などの文言が記載されたメールを送ることが多くなります。

「サイレントお祈り」では、この不採用通知すらも届かない状況になります。どういった案件だと「サイレントお祈り」という選考通知方法をとるのでしょうか?

それは、人気のプロジェクトの求人案件になればなるほど、「サイレントお祈り」を取る可能性があると把握して置くとよいでしょう。

■書類選考の結果が遅いのはなぜ?
書類選考の結果がなかなかこないのはなぜなのでしょうか?

企業の事情によって異なりますが、主に下記のような理由が考えられます。

1、ある程度の応募者が集まってから選考する方針
企業によっては、応募書類が届くたびに選考を行うのではなく、ある程度数が集まってからまとめて選考するという方針のところがあります。

そういった企業では、書類を送ったタイミングによって結果が出るまで時間がかかるでしょう。

2、応募者数が多く時間がかかっている
大手企業など、人気のある企業では応募者の数が多く、なかなか結果を出せないということもあります。自分が応募した企業の人気が高そうだなという場合には、気長に待ったほうが良いかもしれません。

3、長期休暇などが重なっている
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどが重なった場合、担当者が休みを取っていて選考が止まっているということがあります。これらの休みが重なる場合には、返事が遅くなることを念頭に置いておきましょう。

4、採用担当者が忙しい
採用業務以外の仕事が忙しく、書類選考に手が回っていないためなかなか返事ができない。ということも考えられます。特に志望する企業や業界の繁忙期に被っている場合などは、この可能性が高いかもしれません。

5、合格者から通知している
合格者から順番に通知し、もしも辞退があったときのために補欠候補者への返事は保留しているということも多いです。

ただし、企業によっては不合格者には連絡をしない、通称「サイレントお断り」をするところも結構あります。

このように、書類選考の結果通知が遅い理由は企業によって様々です。不合格だから遅いのでは?と考えすぎず、落ち着いた気持ちで結果を待つと良いでしょう。

■サイレントお祈りが多い理由
サイレントお祈りの理由として最も多いのが、キープするために不採用通知を送らないというものです。

顧問の採用活動でもあらかじめ採用人数が決まっていますが、もちろん辞退が出ることもあります。そうした場合、辞退した顧問の席を埋める必要があるということで、当落線上にいる顧問に内定通知を送るという流れです。

大手企業になると、ネームバリューもあるため、必然的に顧問やプロ人材、正社員の応募数が多くなります。

書類選考や一次面接の選考結果であれば、一人一人に連絡をする数が大手企業は多くなってしまうため、「サイレントお祈り」という手段を選ぶ企業があるのです。

2017年度新卒採用に関する企業調査によると、不合格者への連絡について22.4%の企業が「しないことがある」と回答しています。

従業員数3,000人以上の企業においては、連絡しない企業が31.8%と全体の3割に上るのです。

事前に連絡しない旨を伝えているかどうかで意味合いが異なりますが、大企業は応募者も多いことから、このような結果になっていると考えられます。

また、フリーランスの顧問やプロ人材の場合には、スポットでの仕事依頼になるケースが多くインタビュー案件だと1回のみ、営業顧問案件だとまずは3ヵ月契約でスタートすることも多くあります。

このような場合、まずは1名と顧問契約を行い、3ヵ月経過して成果が出たため稼働する顧問の人数を増やすこともあります。

また、新たに別な顧問やプロ人材を改めて選考するケースもあります。

このような場合には、敢えて連絡を控えて暫く稼働状況を見てから連絡が来るというケースも多々あります。このような場合もあるため、一様に「サイレントお祈り」では無いこともあるのです。

■まとめ
サイレントお祈りとは、採用に至らなかった顧問やプロ人材にに対して企業が通知を出さないことです。

不採用通知のメールには「ご活躍をお祈り申し上げます」という文言が書かれていることが多いことから「お祈りメール」と呼ばれています。

そして、通知さえ届かないのが「サイレントお祈り」です。書類選考の期間 通常は2週間程度で10営業日(土日など会社が休みの日を外した稼働日のみをカウント)で回答を出すことが多いです。

ただし、企業側の社内ルールや担当者の業務の忙しさなどで選考期間が変わります。

・早い企業では即日~3日、遅い企業では1か月以上かかることもある。
・結果通知は中小・ベンチャー企業では早く、大企業では遅い傾向にある。
・結果が遅いからといって不合格の確率が高まるわけではない。
・「応募者が多い」「長期休暇が重なっている」「担当者が多忙」なこともある。
・応募者が多い場合、企業によっては合格者のみ連絡しするケースも多い。
・不合格者には「サイレントお祈り」で連絡をしないケースも多い。

返信内容次第では、企業の評判を左右する可能性もあります。

企業側にとっては、不採用にした顧問も後から仕事を依頼する可能性もあります。そのため、丁重に対応する必要がありますが、1人ひとりに対応すると膨大な時間が必要になります。

問い合わせがくることで業務に支障が出る、企業の評判に繋がるというリスクを考慮した上で、あえて不採用の連絡はしないという対応を取っている企業が多いのですのです。

■最後に
日本最大級の顧問マッチングサイト「KENJINS」では、顧問契約をベースに企業の課題解決に向けて稼働する5000人を超えるフリーランスの顧問や副業のプロ人材を集結させています

フリーランスや副業の人材に仕事を依頼するケースでは、ジョブ・ディスクリプションを基本とした、顧問やプロ人材への業務委託になるため、一般的な正社員を採用するフローとは異なります。

そのため、当社が人材エージェントとして活用頂いたという場合でもクライアント企業側に問合せすると、面談した後の選考結果は教えてくれます。

しかし、プロフィールを提出しても書類審査の選考結果を顧問やプロ人材それぞれに対して、フィードバックして貰えるケースが少ないのが現状となっています。

ただし、自分以外の顧問との契約が確定してしまったという場合でも、追加での人選や契約、お試しで別な顧問やプロ人材と契約したが、3ヵ月した後に担当した顧問を変更したいというケースもあります。

そのため、顧問活動では1社にこだわり過ぎると、どうしてもあせりの気持ちから、急いで回答を求める行動に出てしまいがちです。

ですので、顧問やフリーランスとして長期的に活動する場合には、応募の段階で自分の可能性を狭めたり、特定の会社1社に絞り過ぎることは避け、規模や業界の異なる複数社のプロジェクトや案件に応募して頂き、顧問契約のクライアントを複数掛け持ちすることをオススメしています。

また、最近ではコロナ渦の影響や副業解禁により、本業以外に副業として「副業顧問」になるというワークスタイルを選ぶ人が増えています。

まずは、フリーランスの顧問や副業のプロ人材として成功する秘訣としては、最初は単価や低い顧問料だったとしても様々なプロジェクトに参画することで、フリーランスになるためのクライアントや実績を作ることです。

既存の顧問先からの相談や新規クライアントからの相談が来ても「プロ顧問」として支援する企業を選び取れる状況を作り上げることが、プロフェッショナル人材としての顧問活動の成功のポイントになります。

現在、KENJINSでは最初は、顧問や副業から参画し、経営幹部やCXOとして抜擢されるケースが増えています。

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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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