顧問案件への応募後の書類選考の結果は企業規模やその時の応募者数などにより、回答が遅れる場合があります。基本的に、多くの企業では企業側が会ってみたい、と思える人材を応募書類の中からプロフィールで書類選考し振るいにかけます。
そして、書類選考を通過した応募者のみがクライアント企業の方とお会いし面接を受けることができる形になります。特に顧問やフリーランスの場合には、エージェントがクライアント候補企業との間に居たとしても「書類選考を通過した方のみメールにてご連絡する」という会社が多くなっています。
◆書類選考の結果が遅いのはなぜ?
書類選考の結果がなかなかこないのはなぜなのでしょうか?
企業の事情によって異なりますが、主に下記のような理由が考えられます。
1、ある程度の応募者が集まってから選考する方針
企業によっては、応募書類が届くたびに選考を行うのではなく、ある程度数が集まってからまとめて選考するという方針のところがあります。そういった企業では、書類を送ったタイミングによって結果が出るまで時間がかかるでしょう。
2、応募者数が多く時間がかかっている
大手企業など、人気のある企業では応募者の数が多く、なかなか結果を出せないということも。自分が応募した企業の人気が高そうだなという場合には、気長に待ったほうが良いかもしれません。
3、長期休暇などが重なっている
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどが重なった場合、担当者が休みを取っていて選考が止まっているということがあります。これらの休みが重なる場合には、返事が遅くなることを念頭に置いておきましょう。
4、採用担当者が忙しい
採用業務以外の仕事が忙しく、書類選考に手が回っていないためなかなか返事ができない。ということも考えられます。特に志望する企業や業界の繁忙期に被っている場合などは、この可能性が高いかもしれません。
5、合格者から通知している
合格者から順番に通知し、もしも辞退があったときのために補欠候補者への返事は保留しているということがあります。企業によっては不合格者には連絡をしない、通称「サイレントお断り」をするところも結構あります。このように、書類選考の結果通知が遅い理由は企業によって様々です。不合格だから遅いのでは?と考えすぎず、落ち着いた気持ちで結果を待つと良いでしょう。
■サイレントお祈りとは?
採用選考の不合格通知の際、「選考の結果、残念ながら不合格となりました。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」という企業からのメール文面が多かったことから、いつの頃からか、不合格通知メールを「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。
サイレントお祈りとは、企業側が選考結果を顧問やプロ人材の案件応募者に通達しないことをいいます。一般的に応募や面談後に顧問契約に至らないケースで、企業が顧問希望者に不採用を言い渡す場合、「○○様のご活躍を心よりお祈り申し上げます」などの文言が記載されたメールを送ることが多いのですが、「サイレントお祈り」はこの不採用通知すらも届かない状況になります。
■まとめ
・書類選考の期間 通常は2週間程度で10営業日(土日など会社が休みの日を外した稼働日のみをカウント)で回答を出すことが多い。ただし、企業側の社内ルールや担当者の業務の忙しさなどで選考期間が変わる。
・早い企業では即日~3日、遅い企業では1か月以上かかることもある。
・結果通知は中小・ベンチャー企業では早く、大企業では遅い傾向にある。
・結果が遅いからといって不合格の確率が高まるわけではなく、「応募者が多い」「長期休暇が重なっている」「担当者が多忙」などの理由があることもある。
・応募者が多い場合、企業によっては合格者のみ連絡し、不合格者には連絡をしないケースも多い。
日本最大級の顧問マッチングサイト「KENJINS」の場合でも、顧問やプロ人材の顧問契約の場合には、一般的な正社員を採用するフローとは異なると考えています。人材エージェント会社を活用した場合でもクライアント企業側に問合せすると、面談した後の選考結果は教えてくれますが、書類審査の選考結果を顧問毎にそれぞれフィードバックして貰えるケースが少ないのが現状となっています。
ただし、自分以外の顧問との契約が確定してしまったという場合でも、追加での人選や契約、お試しで別な顧問やプロ人材と契約したが、3ヵ月担当顧問を変更したいというケースもあります。そのため、顧問活動では1社にこだわり過ぎると、どうしてもあせりの気持ちから、急いで回答を求める行動に出てしまいがちです。
ですので、顧問やフリーランスとして長期的に活動する場合には、応募の段階で自分の可能性を狭めたり、特定の会社1社に絞り過ぎることは避け、規模や業界の異なる複数社のプロジェクトや案件に応募して頂き、顧問契約先を複数掛け持ちすることをオススメしています。また、顧問やフリーランスとしての実績を作り、新たなクライアントからの案件や相談が来ても顧問として支援する企業を選び取れる状況をつくることが、プロ人材としての活動の成功のポイントになります。
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