■職務経歴書
1.総括
私は、新卒で三菱地所株式会社に入社以来、
法人ソリューション営業、土地の有効活用事業(地権者との共同事業)、開発事業
(オフィス、商業、分譲マンション、賃貸マンション、再開発事業等)を行ってきており、課題解決のためのソリューション提案、あらゆる開発事業を行うことができる。開発に関しては、単にデべロプメントを行うのではなく、常に街づくり、地元との融和を意識し、どのような視点で開発を行ったらよいのか、いわゆる開発のコンセプトを明確にし、事業開発を行ってきた。

一方、(株)ミツウロコグループホールディングスでは、社長の要請を受け、同社の不動産事業部門の事業改革(事業の再構築、事業創造等)、人財育成を中心に改革を実行した。具体的には、同社の抱える課題(潜在的課題を含む)を洗い出し、それに解決策を提示、実行し、短期間の内に不動産事業部門の収益を大幅に改善し、同社の基幹事業の一つに育て上げた。併せて、人財育成に関しても不動産事業の考え方等意識改革から始め、事業の進め方を丁寧に教え、組織を戦える組織へと変貌させてきている。

2.三菱地所株式会社在籍時(1982/4～2018/7)
・ソリューション提案、パートナー事業
法人ソリューション営業、パートナ事業部 計17年
法人並びに個人地権者に対し、不動産周りの課題解決、土地の有効活用、収益不動産の収益力向上を目的とし、ソリューション提案を行い、実行をしてきた。
実行に当っては、開発手法、事業手法の検討並びに土地の最有効使用を検討し、
オフィスビル、商業ビル、分譲マンション、賃貸マンション等の事業を行った。

【代表的事例】
ルクセンブルクハウス(ルクセンブルク大使館の誘致、等価交換事業)、銀座タワー(定期借地権付分譲マンション事業)、番町パークハウス(等価交換事業)等など多数。
・不動産開発事業
資産開発事業部、都市開発事業部、再開発事業部、開発企画部、広島支店 計16年
オフィス開発、マンション開発、再開発事業のソーシングからPJMまで一気通貫で実践。特に再開発事業は、地権者との共同事業という形になるため、地権者との交渉を地道に行う一方、都市計画の変更を伴うため、行政協議に関しても粘り強く行い、
計画を実現してきている。

【代表的事例】
広尾ガーデンフォレスト
(日赤医療センター建替関連事業、定期借地権付分譲マンション事業)
新宿イーストサイドスクエア
(日テレゴルフガーデン跡地、オフィス、商業、住宅の複合開発事業)
リンクスクエア新宿
(地区計画+高度利用地区という都市計画手法により容積率を600%→900%へ
割増、既存の老朽化した3棟のオフィスビルを一体化し、建替を行った)
・三菱地所関連会社への出向 2年
京葉土地開発株式会社に出向し、取締役として保有資産の収益力向上、資産売却等を行った。特に収益力向上のために賃借人と粘り強く交渉した結果、約40%増という大幅な賃料改定を実現、同社の収益力向上に大きく貢献した。

3.(株)ミツウロコグループホールディングス(2018/8～2021/9)
社長に請われ、不動産事業の再建、改革をミッションとし、
(株)ミツウロコグループホールディングスに入社。最初の2年間は不動産事業部門担当の執行役員として、先ずは、抜本的な不動産事業改革、メンバーの意識改革を行い、不動産の収益力、不動産の価値向上を意識づけるとともに人財育成を積極的に行った。

結果として、2年間という短期間のうちに保有する賃貸物件の収益力を約1.5倍と大幅に向上させ、不動産事業を同社の経営基盤を支える基幹事業に育て上げた。
また、保有資産の入替のため、新規物件の取得も積極的に行い、新たに相対取引にて収益不動産を新たに2物件取得。
また、新型コロナウイルス関連では、横浜にある大型商業ビル、オフィスビルのテナントからの賃料値下げ要望が相次いだが、テナントと粘り強い交渉を行った結果、賃料を値下げすることなく、収益力の維持に貢献した。

■私の強み
不動産事業を経営の視点から再構築し、不動産事業部門の収益力向上のため、不動産事業部門改革(事業の再構築、事業創造等)を実践することができる。
具体的には、個々の保有不動産、プロジェクトに顕在化している課題だけではなく、潜在的な課題に対してもその課題を発見し、それらに対する解決策を提示、実行することができる。
また、人財育成に関しては、私の数多くの事業経験を丁寧に伝授するとともに人の成長に重きを置き、人の成長を組織、会社の成長に繋げることを第一に考え、育成を行っていく方針である。