■概要

投資銀行及びPEファンドを経験しながら、自身でも飲食店等を経営するなど、運営側の目線を持ち併せたファイナンスのプロと自負しております。柔軟かつ迅速な対応が可能であり、また地域活性化事業に現在も携わっていることから全国地方問わずご相談いただけます。

《専門スキル》
1)経営コンサルティング:マーケットリサーチ、事業計画策定、事業改善提案
2)投資アドバイザリー:事業性評価、資金調達・補助金申請、ファイナンススキーム検討、バリューアップ
3)施設運営:運営体制の構築支援、企画支援

■職歴概要

慶應義塾大学経済学部卒業後、みずほ証券株式会社に入社。投資銀行部門に配属され、不動産投資信託(REIT)の組成や引受業務に係る業務に従事。顧客への提案や、資金調達の実行支援(案件統括やエクイティストーリーの構築、契約書面の取りまとめ等)を担当。
平成28年11月、みずほ証券株式会社を退社し、同年に会社を設立。個人として地域活性化に資する事業者の経営支援(コンサルティング)に従事しているほか、自社直営の飲食店経営も行っている。
平成29年3月、官民ファンドを運営する株式会社地域経済活性化支援機構のシニアアドバイザーに就任。全国型観光ファンド等に所属し、特に古民家を活用した宿泊施設の開発案件等を中心に、ソーシング、事業DD、投資実行からモニタリングに至るまでをPMとして従事。
平成31年1月、ソーシャル・キャピタル・パートナーズ株式会社を設立し代表取締役に就任。同社では、従前同様に地域活性化に向けた取り組みの支援に取り組むほか、自社直営による施設運営や新規事業の立ち上げも積極的に検討していくものであり、街並み保存活動や旅館等の事業承継に向けて現在取り組んでいる。

■活かせる知識・経験・能力

【ファイナンス・事業性評価】
投資銀行では、多くの資金調達案件に事務主幹事証券会社として携わりながらも、顧客に対しては提案から引受業務全般までを1人が担当する外資系投資銀行同様の体制であったことから、REITや資本市場に関連する深い業務知識を得ております。
地域経済活性化支援機構(以下、REVIC)においては、政府系ファンドのプロジェクトマネージャーといった立場で、案件の初期検討から財務、法務、事業DD等、広く従事しました。またREVICでは単なる投資判断に限らず、地域事業者に対して経営改善や地域金融機関との折衝も行うなど、幅広く支援してきた経験も有しています。
このように、多様な資金調達を様々な立場や商品設計から携わってきた知見があり、ファイナンス全般や事業性評価など、投資実行や資金調達業務等の遂行において必要な知識を有しています。

【施設運営への取り組み】
平成28年に設立した法人では、当初は他社へのコンサルティングや経営支援のみを想定しておりましたが、飲食店の店舗承継の話があったことから、子会社を設立し弊社ブランドとして現在経営しております(地のものバルMUJO)。また、地域活性化に向けた取り組みを進める中で、単なる経営支援に留まらず積極的に弊社直営で事業を進めることを目的に、平成31年に新しく法人を設立しております(ソーシャル・キャピタル・パートナーズ株式会社)。
新設法人では、現在島根県の古民家旅館の事業承継に向けた資金調達、開業準備を進めているほか、北海道では国立公園に宿泊施設を開発予定であり弊社運営を想定しております。今後、飲食店や宿泊施設のみならず、様々な運営型施設の経営も検討していく方針であり、事業者サイドとしてのノウハウも還元してまいりたいと考えております。

【地域事業への取組】
REVICでは、全国型の観光活性化ファンドに属しており、主に観光という切り口から地域の活性化に資する事業を支援してまいりました。特に古民家や歴史的建築物を活用した宿泊施設の開発案件に多く携わっており、観光資源の限られる地方の活性化を考える上では、重要な知見であると考えております。
また、地方の製造業にも投資経験がある他、私自身においても北海道の蝦夷鹿を漢方に活用する事業者(株式会社鹿美健)を経営支援するなど、観光振興に限らず幅広い地域資源の活用に対する経験を有しております。その他、現在協議を行っている旅館の事業承継についても、単に事業運営を弊社で承継するに留まらず街並みの文化財保存や利活用にも取り組む方針であり、地域への面的な支援を行っていく予定です。このように、地域に限らずそのバリューアップに向けた多面的なアプローチをご提案、実行出来るのが強みではないかと考えております。

■資格

平成24年1月 日本証券業協会 一種外務員資格
平成27年4月 不動産証券化協会認定マスター
平成30年7月 古民家鑑定士(伝統)