マーケティング戦略の本質
[[マーケティングの投資と配分]]
経営というものを一行でこう表現する方がいらっしゃるようです。
この場合の「マーケティング」は、「企業の持つ資産(ヒト・モノ・カネ)」を意味しているように思えます。「資産の投資と配分の最適化」は、なんと言っても企業経営の基本中の基本です。
ただ、これだけではマーケットという視点がないため、お役所仕事に近くなる恐れがあります。
ですから「市場に働きかける」という企業活動を入れると「マーケティング」の意味するもう一つのものは、「施策(企画・提案・実行)」になるかと思えます。「施策の投資と配分の最適化」は、マーケティング戦略を意味し、競争市場において最も重要なことだと言ってもいいでしょう。
では、昨今の不確実性を帯びた市場(さらに荒れ狂う気象環境と金融市場)において、何を優先すべきでしょうか。
私は、まずは焦らず現在の経営状態を見つめ直すことから始めることかと思っています。それは、「企業のあり方(経費の最適化・組織の再構築・人材の活性化)」を問いなおすことであり、そのプロセスで、「ビジネスのやり方(最適なマーケティングの戦略的組み立て)」を導き出すことではないかと考えております。
そして、それは、高品質・顧客第一主義をコンセプトとして強く意識した高いモチベーションを持つ人材によって運営され、自然と成長して行く企業体(生命体)になることを意味しています。
では、これを自分にあてはめるとどうなるでしょうか?
私は不幸にも、「マーケティング=こだわり」と解釈してしまいました。自分に利益をもたらせない『こだわりへの投資と配分』です。良いように言えば自己犠牲です。だからこそ、回りに利益をもたらすのだと思っています。
森田英一
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この顧問の人脈
顧問本人 業種:メーカー(素材・食品・その他)
顧問本人 業種:コンサルティング・リサーチ・専門事務所
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